Claude Codeでも効率化できなかったこと、正直に書く

Claude Codeでも効率化できなかったことを正直に整理した記事のアイキャッチ画像

Claude Codeで業務を効率化してきた中で、
「効率化が効く記事」「効率化が効かない記事」の差がはっきり見えてきました。
このノートでは、シリーズの締めとして、うまくいかなかった部分を実体験をもとに整理します。

このシリーズ#01 導入の全体像 → #02 記事構成 → #03 本文執筆・リライト → #04 入稿・整形・公開
を通じて言えることは、「どこまで任せられるか」の判断は、最終的に人間が持ち続けるということです。

このノートでは、「どこまで使えるか」ではなく、「どこで使わないかも含めて判断できる状態」をゴールにしています。

この記事の目的は「Claude Codeの限界を知ること」ではありません。
「効率化が効かない領域を自分で判断できるようになること」です。


目次

記事の性質で、工数がまったく変わる

Claude Codeで業務の効率化を進めた今でも、テーマによって手直しの量がまったく違います。
ほぼそのまま使える記事もあれば、ほとんどを確認・修正することになる記事もあります。

この差を生んでいるのは、記事の性質です。

実体験ベースの記事は、ワークフローが変わる

Claude Codeは実体験を書けません。
指示を出すと「それらしい内容」を生成しますが、実際に起きたこととズレた内容が出てきます。

この記事自体がその例です。
初稿では、

「セッションが変わるたびにトンマナを毎回説明していた」
「記事全体を一括出力させると後半で軸がブレる」

など、実際にはなかったことが複数書かれていました。
一つひとつ確認と修正が必要になり、時間がかかりました。

実体験ベースの記事で機能するワークフローは、「一括で生成させる」ではありません。
構成を確定させた後、実際に起きた体験をまとめて読み込ませ、Claude Codeが整理・構造化する流れのほうが現実的です。

ルールを保存しても、適用されないことがある

ブロック要素指定、CTA、関連記事の配置、文体のルール、事実でない内容を書かないこと

など、CLAUDE.mdには複数のルールが記載されています。
それでも今回、初稿では複数の項目が抜けていたり、実際にはなかった体験が書かれていたりしました。

ルールを保存しておくことで防げるミスはあります。
ただし、ルールの存在と、ルールが毎回ちゃんと適用されることは別問題です。

「保存してあるから大丈夫」ではなく、「保存してある内容が適用されているか」を確認することが必要です。この確認工程は、今の段階では省けません。


人間とClaude Codeの確認ループが、現実的な使い方

実体験ベースの記事では、一回の生成で完結しません。
現実的な流れは次のようになります。

Claude Codeが出力する → 人間が読んで事実と違う箇所を指摘する → Claude Codeが確認・質問する → 実際の体験を共有する → Claude Codeが修正する → また確認する

このループに時間がかかります。
ただし、このやりとりを通じて、最終的な精度が上がっていきます。

「Claude Codeに投げれば終わる」ではなく、「Claude Codeと一緒に作り上げていく」が、実体験ベースの記事の現実的な使い方です。このループを最初から見込んでおくことで、進め方が変わります。


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Claude Codeで業務の効率化を進めた今も、人間が担っている作業

実体験・事実を提供する

Claude Codeは実体験を生成することはできます。
ただし、生成された内容は実際に起きたこととは異なる内容になります。
それで良しとする場合もありますが、事実を正直に書くスタイルを採用しているこのメディアでは、そのまま使うことはできません。
実体験の素材を提供するのは、常に人間の役割です。

出力内容が事実かどうかを確認する

生成された内容が、実際に起きたことと合っているかを確認する作業は省けません。
この確認を省略すると、事実と異なる内容が記事に残ります。

確認して指摘し、Claude Codeが質問して内容をすり合わせていくやりとりが、精度を担保する工程です。

最終的な品質を判断する

内容が事実か・読者に伝わるか・メディアのトンマナに合っているか。
これらの判断は、ルールを整備していても最終的には人が確認します。

過程がどうあれ、クオリティの最終判断は人間が持ち続けます。


Claude Codeが安定して動く条件

うまくいく記事には共通点があります。

・処理の骨格(構造)がある
・変換のルールが言語化できる

この2点が揃っているとき、Claude Codeは高い再現性で動きます。
管理ファイルの更新・チェックリストの実行・整形といった作業は、この条件を満たしやすいため安定して任せられます。

一方、実体験・事実・判断が核になる記事は、この条件が揃いにくいため確認工数が増えます。

「Claude Codeを使えば全体の工数が減る」ではなく、「骨格と変換ルールが揃う部分の工数は減るが、人間が担う部分の工数はテーマの性質によって変わる」が正確な表現です。

どこに使うかを判断するのも人間の役割で、この判断基準を持っておくことで、記事ごとに工数を見積もれるようになります。

ここまで整理すると、「どこで使うか」だけでなく、「どこで使わないか」も判断できるようになります。
すべてをClaude Codeに任せるのではなく、使う部分と使わない部分を切り分けることが重要です。
この「使わない判断」も、業務設計の一部です。


このシリーズ(全5回)で言語化できた業務構造

記事構成・本文執筆・入稿・公開・そして効率化できなかった部分まで、ライター業務を一通り検証しました。

AIができる部分・人間の部分の境界線

Claude Codeに任せられる部分

人間がやる部分

・骨格(H1〜H3の構造)の整理
・文章のリライト / 表現の変換
・整形 / 装飾 / ファイル管理

・実体験 / 事実の提供
・出力内容の事実確認
・最終品質の判断

業務を回すには、この境界線を設計する必要がある

この分担は、最初から意図して設計したものではありません。
うまくいかなかった経験を通じて、自然に固まってきた境界線です。

「Claude Codeに任せれば動く」のではなく、「何を任せて、何を人間が持つかを設計することで動く」が正確です。
この設計自体に時間と経験が必要で、記事を重ねながら精度が上がっていきます。

この構造は、自分の業務でも使える判断基準になる

「骨格があるか」「変換ルールを言語化できるか」という問いは、ライター業務に限りません。
自分の業務に当てはめたとき、任せられる部分と人間が担う部分が見えてくれば、どこから効率化を始めるかの判断ができるようになります。

このシリーズではライター業務を例にしましたが、この構造は他の業務にもそのまま応用できます。
設計と確認のループを回せる状態を作ることが、業務としてClaude Codeを使いこなす出発点です。
その上で、「どこまで使うか」「どこで使わないか」を自分で判断できることが、このシリーズの到達点です。

現在はこの型をベースに、業務ごとの最適な使い方を整理しています。


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この記事を書いた人

AIコンテンツ運用やオウンドメディア実務をテーマに、実際に動かしながら気づいたことをそのまま言葉に残している編集長です。

デザイン制作12年・サービス開発の運営担当3年のキャリアをベースに、「非エンジニア」ながらClaude Codeを活用したワークフロー設計に取り組んでいます。ワクワクし続けられるよう、AIコンテンツで仕事を回せるのかを実務の中で探っています。

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