Claude Coworkの使い方|実際の9割は開発以外だった

Claude Coworkの利用データでソフトウェア開発が8.7%だったことを整理した記事のアイキャッチ画像

Claude Coworkは、日常の仕事をAIに任せるClaudeの機能です。
公開された利用データでは、ソフトウェア開発はわずか8.7%でした。
どこから使えるか、何に使われているか、どう使うかを整理します。

目次

Claude Coworkとは?Claude Codeとの違いと、どこから使えるか

Coworkを使うのに、新しいアプリを入れる必要はありません。
入口は、Claudeアプリのプロンプト入力欄にある切り替えです。
利用の条件は、有料プランに入っていることです。

・入力欄で「チャット」から「Cowork」へ切り替える
・タスクを渡し、進み方を見ながら確認や方向転換をする
・承認したフォルダのファイルを読み取り / 編集 / 作成する

なお、私はCoworkをまだ実務で使っていません。
この記事は、公開された一次情報と、Claude Codeを運用している側から見た読み方でまとめています。

Coworkはデスクトップ向けに先行して提供されていました。
2026年7月7日には、Web版とモバイル版もベータとして展開されています(Claude Cowork公式ページ)。

Anthropicは2つの製品を正面から比較していません。
下の表は、Cowork側を公式の説明、Claude Code側を当ノートの既存記事から整理したものです。

主な用途操作する対象向いている作業利用方法
Claude Cowork渡したタスクを最後まで進める承認したフォルダのファイル調査・分析・資料作成など、複数手順の仕事アプリの入力欄で切り替える
Claude Code手元の作業環境を組み立てて動かす手元の作業環境のファイル基準や履歴を手元に残していく仕事コマンドラインから指示を出す

くり返しになりますが、両者を並べた公式の比較は公開されていません。
セットアップから実際の使い方までは、次の記事にまとめています。

近い形のものに、2026年7月9日公開のChatGPT Workがあります。
どちらもチャットの中で情報を横断し、成果物まで作ります。
Coworkは、承認したフォルダが範囲です。
逆に、ChatGPT Workは接続したアプリで範囲が決まります。

公開された利用データを見ると、ソフトウェア開発は8.7%だった

Coworkには、開発作業の道具という印象を持っていました。
Claude Codeの印象を、そのまま重ねていたのだと思います。
ところが公開データでは、開発より上に別の仕事が並んでいました。

調査対象は匿名化・集計済みのCoworkセッション120万件、60万を超える組織の分です

出典は、2026年7月7日公開のAnthropic公式ブログです。
収集期間は2026年5月11日〜31日で、各割合はこの120万セッションを母数にしています。

カテゴリ割合具体的に含まれる作業例
業務プロセス・オペレーション33.4%オンボーディング用チェックリストの作成 / スプレッドシートの照合
コンテンツ制作・コピーライティング16.4%スライド作成
ソフトウェア開発8.7%—
DevOps・インフラ7%—
リサーチ・情報分析6.4%—
データ分析・BI5.8%—
文書処理・情報抽出4.1%—
営業・レベニューオペレーション4%—

ただし、これは3週間分のスナップショットです。
この期間の利用実態を示す数字として読みます。

最も多かったのは、担当業務になっていない作業だった

Anthropicは、この実態に呼び名を与えています。
the work around the work、つまり仕事の周りにある仕事です。
多くの職種に含まれるのに、本人の担当業務ではない作業です。

上位2カテゴリで全体のおよそ半分になると、Anthropic自身が明記しています

公式が例として挙げているのは、次のような作業です。

・ステータス更新の作成 / スライド作成
・調査結果の要約 / オンボーディング用チェックリストの作成
・スプレッドシートの照合 / 表計算の数式作成
・フォルダの整理 / ファイルの重複削除


\ ブログ更新が止まっている・記事運用を任せたい方へ /
企画から執筆・公開まで、まるごとお任せください。お気軽にご相談を。

では、Claude Coworkを何に使えばいいのか

ここからは、私なら仕事をどう切り出すかを考えます。
機能一覧から選ぶのではなく、普段の作業を起点にしました。
見た順番は、次の3つです。

1. 毎回繰り返している作業を探す

最初に見たのは、同じ手順でやっている作業です。
同じ場所を開き、似た内容を確かめて、別の場所へ書き写す。
手順を言葉にできるなら、渡せる形にはなっていると考えました。

2. 複数のファイルや情報をまたぐ作業を探す

次に見たのは、一画面では終わらない作業です。
Aを確認してBを更新し、最後にCを作る形が当てはまります。
渡す単位は作業そのものではなく、この流れごとだと考えました。

3. 最終成果物の前後にある作業を探す

最後に、成果物の前後へ目を向けました。
作る前には調査と整理があり、作った後には確認と更新が残ります。
中心の作業だけを見ていると、この前後が抜け落ちます。

渡す単位は、機能の一覧ではなく手元の作業のほうから決まりました

同じ見方を業務単位まで落とした記事が、こちらです。

コンテンツ運用をしている側から、この数字をどう読むか

前章の見方を、自分の運用に当てはめます。
AIに任せる場面は、執筆そのものだけでなく、その周りにもかなりありました。
現在の分担は、次のとおりです。

工程現在の任せ方
企画・ネタ集め定期リサーチを自動実行し、記事ネタをファイルに蓄積している
調査AIが一次情報を検索・取得し、出典URLまで記録する
構成AIと数往復して詰める。ここは人が判断する比重が大きい
執筆構成が固まっていればAIに任せられる
画像生成プロンプトはAIが作成。リサイズ・リネームもAIが実行する
入稿・公開人が手動で行う
計測AIがSearch Consoleの数字を取得し、ファイルに記録する
改善数字を見て次に何をするかは人が決める

このメディアの運用では、人が判断する工程と手動の工程が残っています。

コンテンツ制作が16.4%で2番目だったことにも、納得感があります。
自分の運用でも、記事を書く以外の工程にAIが入っているためです。

どの業務が向くかは、こちらで職種ごとに整理しています。

ただし、この数字だけで「Coworkは開発者向けではない」とは言い切れない

Anthropic自身も、開発者の使い分けを説明しています。
利用比率と向き不向きは、同じ話ではありません。
押さえておきたい点が4つあります。

  1. コードを書くとき、開発者はCoworkよりClaude Codeを圧倒的に使うとAnthropicは書いています。
    ただし、開発者もCoworkは使っています。そこでの中身は、つなぎやコミュニケーション中心の仕事です。
    これはソフトウェアエンジニアリングを含む、あらゆる職種を取り巻く仕事だとしています
  2. 利用カテゴリの比率は、その製品が最も得意な用途を示すとは限りません
  3. 利用者層や調査対象が変われば、比率も変わります
  4. 8.7%は、開発に向かないという意味ではありません

確認できるのは、Coworkという製品で開発が8.7%だったことまでです。
AIエージェント全般の利用分布を示す数字ではありません。

数字を小さく扱う必要も、大きく広げる必要もないと思っています。
示された範囲が分かっていれば、使いどころの判断もぶれにくくなります。

まず自分の「仕事の周りにある仕事」を書き出してみる

私が次にやるのは、時間を取られている作業の書き出しです。
その中から、繰り返しとファイルをまたぐ流れを見ます。
Coworkに触れたら、分かったことをノートに残します。

「Coworkで何ができるか」ではなく、「自分は何に時間を取られているか」から考えます


\ ブログ更新が止まっている・記事運用を任せたい方へ /
企画から執筆・公開まで、まるごとお任せください。お気軽にご相談を。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

AIコンテンツ運用やオウンドメディア実務をテーマに、実際に動かしながら気づいたことをそのまま言葉に残している編集長です。

デザイン制作12年・サービス開発の運営担当3年のキャリアをベースに、「非エンジニア」ながらClaude Codeを活用したワークフロー設計に取り組んでいます。ワクワクし続けられるよう、AIコンテンツで仕事を回せるのかを実務の中で探っています。

目次