AIで記事を作り続けていると、あることに気づきます。構成はほぼ外れない。
H2の並び順も、H3の展開も、たいてい想定通りに出てくる。
でも、まれに「これじゃない」という構成が出てくる。
原因を探ると、そういう時は、ほぼ毎回H1のテーマ設定や角度がそもそもズレていました。
この記事では、AIがなぜ記事構成を得意とするのか、それでもズレるときに何が起きているのかを整理します。
AIは最初からH1・H2・H3の構造で考えている
AIに「記事の構成を作って」と頼むと、こういう形で出てきます。
# H1タイトル
## H2見出し
### H3見出し
これはMarkdownの記法で、# がH1、## がH2、### がH3に対応しています。
AIはMarkdown形式の文書を大量に学習しており、記事作成では見出し構造を前提に出力することが多くあります。
つまり、AIにとって記事とは「文章の塊」ではなく「階層構造を持ったコンテンツ」です。
H1でテーマを設定し、H2で読者の疑問を並べ、H3でH2を細分化する、という設計を最初から行っています。
MarkdownとAIの関係については、別の記事で詳しくまとめています。
→ Markdownとは?AI時代に全員が使うべき理由を実務視点で解説
なぜAIの構成案は大きく外れないのか
AIは大量のブログ記事やコンテンツから「読まれる構成のパターン」を学習しています。
「このテーマならH2はこういう順番で並べる」「このタイプの記事なら3〜4本のH3が入る」という判断を、パターンとして持っています。
実際にこのメディアでも数十本以上の記事構成をAIに作っていますが、H2の流れ自体を大幅に修正したケースはほとんどありません。細かい表現やH3の深さを調整することはあっても、構成の骨格はほぼそのまま使っています。
さらに、ルールファイルで指示を加えることで精度が上がります。
ルールファイルとは、AIに常時参照させる指示書のことで、このメディアではCLAUDE.mdというファイルにKW・文体・文字数・読者像などを書いています。
この条件をあらかじめ設定しておくと、AIはそれに合わせた構成を出してくれます。
AIの構成品質を上げたいなら、最初にルールファイルの精度を上げる方が先です。指示を曖昧にしたまま出力だけ直そうとするより、条件を整えることで安定した構成が出てくるようになります。
このあたりの自動化の実態については、以下の記事に詳しくまとめています。
→ 記事構成はどこまで自動化できるか【Claude Code実践】
\ ブログ更新が止まっている・記事運用を任せたい方へ /
企画から執筆・公開まで、まるごとお任せください。お気軽にご相談を。
AIの構成がズレるときはH2ではなくH1がズレている
構成がズレる原因は、ほぼいつもH1にあります。
AIはH1のテーマと角度を前提として、H2以下を展開するため、H1が少しズレると内容全体がズレます。
「H2の流れは正しいのに意図した記事になっていない」という状態は、ここから生まれます。
この記事が実例です。最初のH1をAIが「H1・H2・H3の定義」に設定したとき、AIが生成した構成は正確でした。ただ、その定義解説という角度自体がこのメディアの方向性に合わないH1になっていました。
人間の仕事はH2を考えることではなくH1を決めること
AIに任せていい部分と、人間が決めるべき部分は分かれています。
| 人間が決めるべき部分 | AIに任せていい部分 |
|---|---|
| この記事は誰の、どんな疑問に答えるか | H2の並び順と展開 |
| どの角度・視点でテーマを切るか | H3をどこで使うかの判断 |
| 読者にどんな状態で記事を終えてほしいか | 文字数や文体の調整(ルールファイルで担保) |
| 構成の流れ全体の整合性 |
人間の仕事は「記事が存在する理由」を決めることです。
H1を「タイトル」ではなく「この記事がなぜ存在するのか」と定義すると、AIとの役割分担が明確になります。
H1が決まれば、H2以下の展開はAIに任せられます。逆にH1が曖昧なまま構成を出させると、何度修正しても「なんか違う」が繰り返されます。
まとめ|AI記事作成で重要なのはH2ではなくH1
AIはH1/H2/H3の構造を前提として動きます。
パターン学習とルールファイルの組み合わせで、H2以下の構成精度は安定して高い水準が出てきます。
それでも構成がズレるとき、問題はH2やH3にあることはほぼなく、H1のテーマ設定や角度に原因があると思います。
AIはH1の前提に従って動くため、H1の設定ミスはそのまま構成全体に影響します。
AIコンテンツ運用で人間が集中すべきなのは「この記事は何のために存在するか」を正確に言語化することです。
それさえ決まれば、H2以下の設計はAIにかなりの部分を委ねられます。
AIコンテンツ運用では、記事を書く作業よりも「何を書くかを決める仕組み」を作る方が重要になります。
\ ブログ更新が止まっている・記事運用を任せたい方へ /
企画から執筆・公開まで、まるごとお任せください。お気軽にご相談を。



