ブログの入稿作業を、AIに任せられるようになりました。
4ヶ月前は無理だと書いていた工程で、ログインのあと下書きが仕上がるまで人が触りません。
それでも、人が判断する場所はなくなっていません。
4ヶ月前に「ここは任せられない」と書いていた
このメディアでは、2026年4月に同じテーマで一度書いています。
そのときの結論から始めます。
当時の切り分けは、はっきりしていました。
ブラウザを触る「操作」は任せられない。
文章を組み立てる「処理」は任せられる。
だから操作そのものではなく、その前後を設計しようという話でした。
詳しくは入稿・整形・公開はどこまで効率化できるか【Claude Code実践】にまとめています。
この判断は、当時の条件では正しかったと思っています。
今は、ログインのあと人が触らずに終わる
今は、記事の「入稿」を、こう分担しています。
人がやっているのは、最初のログインと最後の公開ボタンだけです。
| 工程 | 担当 |
|---|---|
| 記事の新規作成・タイトル・スラッグ | Claude Code(WordPressのAPI経由) |
| 本文の装飾ブロック・区切り線・CTA・関連記事 | 変換スクリプト |
| カテゴリー・タグ | Claude Code(API経由) |
| アイキャッチのアップロード・alt・記事への紐付け | Claude Code(Chrome拡張ごし) |
| 検索結果に出る説明文 | Claude Code(Chrome拡張ごし) |
| ログイン | 人 |
| 公開ボタン | 人 |
ここから言えることは1つです。
操作か処理かで分ける切り方が、成り立たなくなりました。
ただし、AIが4ヶ月で賢くなったという話ではありません。
変わったのは能力ではなく、通れる道が増えたことです。
4月の記事はClaude Code単体で動かす前提でした。
今は、Chrome拡張ごしにブラウザを操作しています。
同じ道具でも、通れる道が違います。
SWELLなので入稿までは無理だと思っていました。初めて試したときの下書きの仕上がりが、思っていたよりずっと良かったです。
道が増えたこととは別に、試さないまま置いていた期間もありました。
できないと決めていたので、確かめていませんでした。
ただし、これは入稿という1工程の中での話です。
記事1本をまるごと任せられる、という意味ではありません。
それでも、人に残った2つの判断
ここからは記事1本の流れ全体を見ます。
ネタを決めるところから公開までを並べると、景色が変わります。
| 工程 | AIがやっていること | 人がやっていること |
|---|---|---|
| 記事ネタのストック化 | リサーチして候補を貯める | 使えるかどうかを見る |
| 書くネタと順番を決める | 候補と推す理由を出す | 決める |
| 構成案の作成 | 案を書き、指摘を反映する | 方向と範囲を判断して直す |
| 機械チェック | 一文の長さ・読点・禁止表現を判定する | 機械が見ない部分を読む |
| 執筆 | 本文を書く | 事実と言い回しを直す |
| 構成と本文の確認 | 自己チェックを走らせる | 読んで直す |
| 入稿用ファイルへの変換 | ブロック形式に変換する | 出力を確認する |
| WordPressへの入稿 | 下書き保存まで作る | ログインする |
| 公開 | 何もしない | 判断して押す |
どの工程にも、AIと人の両方が入っています。
片方だけで終わる工程は、ここにはありません。
「AIが記事を作る」と書くと語弊があります。実際は全部が共同作業です。
そのうえで人がやっていることを見ると、決めることと確かめることの2つに分かれます。
どちらも判断です。
このうち、今、一番時間がかかっているのは構成と本文の確認です。
変わったのは、人が手を入れる場所です。
判断そのものが減ったわけではありません。
「処理は任せられても判断は残る」という話は、AIでサボろうとしたら、思ったよりサボれなかった。でも今は回っている。で一度書きました。
今回はその先、何をどう確かめているかを書きます。
確認は「気をつける」ではなく「どこを見るか」を決めた
確認が残ると書くだけでは、感想で終わります。
実際に起きたことを2つ出します。
| 起きたこと | 当時のチェックで見つからなかった理由 | 足したこと |
|---|---|---|
| 7日間、公式ページ1本だけを見て事実を取り違えた | 出典は開いていた。どこを何本開くかを決めていなかった | 発表記事・更新履歴・ヘルプセンターの3面を開くと決めた |
| 入稿の変換でリンクの中に改行が入り、記事タイトルが途中で切れた | 機械チェックは原稿を見る。公開後の画面を見ていなかった | 公開したら実物の画面を開くと決めた |
どちらも、当時走らせていたチェックでは見つかりませんでした。
そして直し方はどちらも「もっと気をつける」ではなく、どこを見るかを具体的に決めることでした。
決めただけで、再発しないかどうかはまだ分かりません。同じ種類の作業を重ねてから判断します。
この運用では、手順を自動化しても誤りは残りました。
事実の取り違えは7日ぶん進んでから止まり、リンクの崩れは公開まで進みました。
どちらも、人が見た時点で止まっています。
自動化率ではなく、止まらない設計を見る
最後に、今決めていることを書きます。
どれも今回の記録から出たものです。
・任せられないと思っている工程を、定期的に試し直す
・人が担う工程を、最初から工程表に入れておく
・自動化率ではなく、その形のまま続けられるかを見る
2つ目が、今回いちばん変わったところです。
以前は人の作業を「自動化できなかった残り」として見ていました。
今は、工程表の一部として、最初から時間を取っています。
工程は増やせましたが、まるごと任せられる状態にはなっていません。
品質と事実の確認は、今も人が入らないと成立しません。
環境そのものの作り方はAIに仕事を任せる人が最初に整えるべき環境。土台を作る5ステップに書きました。
任せられる範囲は、また動くと思っています。
そのときに組み替えやすいのは、人の工程まで工程表に入れてある運用だという気がしています。
\ ブログ更新が止まっている・記事運用を任せたい方へ /
企画から執筆・公開まで、まるごとお任せください。お気軽にご相談を。



