このメディアの記事はこれまで、ChatGPTを使って制作してきました。
AIを使って記事を書けば、作業は早くなる。
そう思っていました。
ところが実際に4本書いてみると、1本あたりの制作時間は想定をかなり超えていました。
これでは、“止めずに回す”運用は続きません。
なぜ時間がかかっているのか。
どう設計すれば回るのか。
この記事は、その問いに向き合った記録です。
AIを使っているのに、なぜこんなに時間がかかるのか
作業の流れは、毎回こうなっていました。
AIに指示を出す→出力が返ってくる→修正を指示する→また出力が返ってくる。
このやり取りが繰り返されるうちに、気づけば大量の時間が経っています。
「AIを使えば早くなるはずだった」という期待と、「全然早くなっていない」という現実のズレ。
そこに違和感が生まれ始めました。
構成・修正・書き直しのループから抜けられなかった
特に時間を取られたのは、構成の段階です。
ChatGPTが提案した構成を修正し、修正された構成をまた直す。
そのやり取りを繰り返しているうちに、
最初の構成からほとんど変わっていないことに気づく。
本文も同じでした。
書き直しを繰り返すほど、どこに向かっているのかが曖昧になっていく。
完璧主義がブレーキになっていたことは以前の記事でも書きました。
ただ今回振り返ると、もう一つ別の原因がありました。
止まる理由は、“完璧主義”だけではなかった
毎回の作業が、全くのゼロからという事ではありませんでしたが、
それでも出力の軸が振れるのは、骨が折れます。
このメディアのトーンは?
記事の構造は?
どんな表現を避けるべきか?
その積み重ねが、時間と迷いを生んでいたと思います。
問題は自分の完璧主義だけでなく、
AIへの毎回の説明コストにもありました。
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カスタムGPTで解決しようとして、やめた理由
この問題を解決するために、まずカスタムGPTの作成をしました。
メディアのルールや記事トーンをあらかじめ設定しておけば、
毎回の説明が省けるはず、と考えたからです。
ただ、設定を進めていく中で、Claudeのプロジェクト機能の存在が気になり始めました。
発想はカスタムGPTと近いものの、
1つのプロジェクトの中にファイルを複数追加できる点や、
Claudeが長文読解が得意だという点、
チャットの感触がこのメディアの作業スタイルに合いそうだと感じました。
カスタムGPTを作り込むより、環境ごと変える方が早い。
そう判断して、乗り換えを決めました。
Claudeのプロジェクト機能を選んだ理由
Claudeには「プロジェクト」という機能があります。
特定の目的に合わせた作業環境をあらかじめ設定できる機能で、
指示文やファイルを登録しておくことで、
毎回ゼロから説明しなくていい状態を作れます。
ChatGPTは企画や構想を考える段階では使いやすいと感じています。
ただ、記事制作を進めていくと、過去の文脈からズレたり、
メイントピックから脱線するという場面が繰り返し起きていました。
Claudeのプロジェクト機能を試してみると、
メディアのコンセプトや戦略ファイル、過去記事をそのままアップロードするだけで、
文脈を保ったまま作業が進められました。
また、Claudeの作成したプロジェクト内でチャットを開始すると、
自動的にそのプロジェクト内に保存されるので、これも嬉しいポイントです。
設定のシンプルさと、軸がブレないやり取りの感触が
このメディアの作業スタイルに合っていた。
それが乗り換えを決めた理由です。
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実際にプロジェクトに入れたもの
指示文(システムプロンプト)
Claudeにどう動いてほしいかを指示文としてプロジェクトに設定しました。
具体的には以下の内容です。
- このメディアの編集AIとしての役割定義
- 記事タイプの分類ルール(検証記事・SEO記事・仕事記事)
- 記事制作の手順
- 文体・トーンのルール
- 出力フォーマット
毎回の指示で伝えていた内容を、一度設定すれば済む形に整理しました。
追加したファイル
指示文に加えて、以下のファイルをプロジェクトに追加しました。
- メディアコンセプト・戦略ファイル
- 記事テンプレート・ワークフローファイル
- 過去記事ファイル
Claudeがこのメディアの文脈を把握した状態で動けるよう、
参照できる情報を一通り揃えた形です。
まだ途中。それでも設計が変わった感覚はある
設定はまだ途中です。
実際に使いながら指示文を調整したり、
ファイルを追加・整理したりしている段階で、
「これで完成」という状態にはなっていません。
ただ、正直な感触を言うと、
この記事の構成・制作・やり取りのフローだけで、
ChatGPTを使っていたときよりも明らかに安定しています。
何度も修正を繰り返していたループがない。
作業の方向性が最初から揃っている。
その違いは、1本作っただけでも体感できました。
設計を変えた手応えはあります。
その結果も、引き続きこのメディアで記録していきます。
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